コラム

その疲れがとれない理由

体の疲れは、

あまり刺激の強くないマッサージを受けたり、
温泉にでもつかって、ゆっくり休めば回復しますが、

心の疲れは、

心に栄養や休息を与えても、
なかなか回復しません。

その理由は、体の疲労に比べて、
心の疲労はその原因が目に見えにくいからです。

誰かに嫌な事をされたとか、嫌な事を言われたとか、
腹立たしいことがあったなどは、確かに疲れますが、
自分で疲労の原因が分かるからまだいいのです。

けれども、原因の分からない心の疲労は、
なかなか根治できません。

正体不明のものは怖いです。

たとえガンであっても、
何の病気か分かるものはまだいいです。

処置法を求めて、努力することができますから。

それに比べて何が原因か分からない病気というのは、
怖いです。

誰に聞いても、何を調べてもその原因が分からない
わけですから、

モヤモヤした不安が心に暗黒のように広がって
何時もスッキリ晴れることがありません。

では、原因の分からない心の疲労は、
一体どこからやってくるのでしょうか。

それは、自分の内側からやってきます。

心の疲労を生み出すもの、
それは「余計なものを求める心」です。

よくよくふり返ってみると、

私たちは自分にとって本当に必要なものを見極めて、
それに向かって努力するのではなく、

自分にとっていらないもの、必要のないもの、
余計なものばかりを、求めてしまいます。

自分が本当に欲しいもの、やりたこと、求めたい状態を真剣に考え、
そこに一直線に邁進するのではなく、

周囲の人の話や、テレビや、雑誌などで見聞きした
情報にいちいち反応して、余計なもの、こと、状態に
引きずられてしまうのです。

それが全うな人間です。

そして、

多くの人が自分が本当に望んでいる状態が分からず、
分かっていたとしても、余計なもの、ことばかりに
気を取られて、なかなか状態を変えられない。

求めたい状態と現実の状態の差が縮まることがない。

だから毎日、こんなに疲れるのです。

だからずっと疲労が抜けないのです。

あなたの求めたい状態は、どんなものですか。

どうありたいですか。どのようなことをしたいですか。

そのために、今何をしていますか。

あなたの今やっている「それ」は、
あなたの未来に望ましい状態をもたらすでしょうか。

あなたの今欲しがっている「それ」は、
あなたが本当に必要なものでしょうか。

自分にとって余計なもの、ことを求め続けると、
心はどんどん疲れていきます。

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