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まねぶ

私の母は73歳になります。
あこがれの書家が大学の先生であったため、
その先生が教える大学に行きました。
当時は女性が大学へ行くことが
まだめずらしい時代でしたから、
家で勉強していると
「女が勉強してどうする!」
と叱られたそうです。
それでも、どうしても大学へ行きたかった母は、
夜家族が寝るのを見計らっては、
押し入れに蝋燭を持ち込んで勉強しました。
だから早い時期から、
牛乳瓶の底みたいに分厚い眼鏡をかけていました。
そこまでして勉強しても、
家には大学へ進学させられるお金はありません。
そんな母を大学へ行かせたのは姉でした。
母は女3人男3人の6人兄弟の末っ子でしたが、
末っ子のわがままを、こっそり応援してくれたのが
2人のお姉さんたちでした。
お姉さんたちは自分の着物を売ったり、
内職をしたりして大学への費用を
工面してくれたそうです。
大学へ行った母が必死で勉強しないわけがありません。
その母が書道の稽古の時に
よく私に言って聞かせたことがあります。
それは、
「“学ぶ“は“まねぶ“ことなんだよ」
ということです。
「お手本をよく真似ること」
「一流と呼ばれる人は必ず、

きちんとした基本の上に

独自の技術を組み立てているものなの。
だから先ずは本物といわれるものを真似なさい」

というのです。
小さいときの私には、
それが窮屈に思えてしかたなく、

「好きなようにやりたい」

「自由にやりたい」と反発していました。
今、母が言ったことが正しいことが
身にしみてわかります。

完璧にまねしようとすると、
それが
どれだけ大変なことかわかります。

子どもはまねするのが得意です。

若いうちは完全な模写力を身に付けたほうがいいです。

自分が尊敬する先生、好きな先生のしゃべり、
板書、勉強の仕方など、師匠と決めた人の
完璧なモノマネが、将来の自分のオリジナリティーを作ります。
ステップ#1好きなものを見つける 
ステップ#2徹底的にパクる(まねする)

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