コラム

ツケの後払い

人生は短くて長いです。

マラソンに例えるなら、
短距離ではなく、中•長距離走です。

すでにあなたの年齢が40歳を超えているなら、
長距離レースに参加している自覚が必要です。

中、長距離走を最期まで走り切るにはコツが要ります。

中、長距離を走りきるコツとは、

1、やっておくこと
2、やり過ぎないこと

の2つです。

1、「やっておく」というのは、
「やるべきことをやっておく」という意味です。

その都度、その都度やるべきことをやらずに
先送りすると、後で必ず後悔します。

40歳も過ぎれば、自分ではそのつもりがなくても、
記憶力も判断力も衰えます。

覚えにくく、忘れやすく、
選びにくく、決めにくくなるのです。

だから、大事なことを面倒くさがらず、先送りせず、
一つ一つ終わらせていくことが大切です。

お金の問題、仕事のスキルの問題、親の問題、子どもの問題、
夫婦間の問題、兄弟間の問題、身体の不調の問題、

日々の忙しさを言い訳に、仕事や家族や健康上の小さな問題を放置しておくと、
小さな問題が蓄積して、後で大きなツケが回ってきます。

必要なお金、必要な睡眠、必要な栄養、必要なコミュニケーション、
必要な知識、必要なケアを後回しにしてはいけないのです。

2、「やり過ぎないこと」というのは、
「不安や責任感に駆り立てられて無理をしないこと」という意味です。
「感情や雰囲気に流されて調子にのらないこと」という意味です。

20代、30代の時の感覚のまま、やり過ぎると、
後で必ず後悔します。

40歳も過ぎれば、自分ではそのつもりがなくても、
体力も治癒力も衰えます。

疲れやすく、回復しにくく、
病気やケガをしやすく、治りにくくなるのです。

だから、知識や気力の充実とは裏腹に、
肉体の衰えを謙虚に潔く受け止める覚悟が必要です。

40歳も過ぎれば、家庭でも会社でも、期待や責任が大きくなります。
子どもや親に対する、経済的、精神的、肉体的なサポートの度合いも大きくなります。

責任や仕事量は増えるのに、それを処理する能力や体力は衰えていくのです。

経済的な不安や世間体、責任を気にするあまり無理したり、
見栄や感情の乱れや経済力に任せて過度の快楽やムダに流されたりして、

ついやり過ぎてしまうのです。

何ごともやり過ぎれば必ず体力を消耗します。
消耗した体力は、若いときのようなスピードで回復しません。

「私はそんなヤワじゃないから大丈夫」と過信して、
やり過ぎによる小さな体力の消耗を放置しておくと、
小さな消耗が蓄積して、ケガや病気、あるいは事故という
大きなツケが回ってきてしまうのです。

長距離走の恐いところは、短距離走と違って
遅いスピードで走っているように見えることです。

マラソンを間近で見ると分かりますが、
実は選手が長距離を走るスピードはかなり速いのです。
チンタラ走っていたら目標時間内にゴールにたどり着きません。

体力を温存しながらも、目標ペースを保って
着実に距離を稼いでいく、

それが長距離を走る時のコツです。

やり過ぎないように節度を保ちつつ、
大切なこと、必要なことを見定めて、
その都度キチンとスピーディーに処理していく。

それが人生を最期まで走り切るコツです。

「やるべきことをやっておかなかった」ツケ、
「やり過ぎたことによる体力の消耗」のツケは、

必ず回ってきます。

小さく蓄積していって、ある時大きく、
一気に吹き出します。

ツケを溜めないことです。

ツケをナメないことです。

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