一問一答

人生の試練をチャンスに変える5つの心がけ

【相談者:33歳男性 会社員】初めまして。33歳独身の男です。ある日、偶然和尚さんの動画を見つけ、気がつけば毎日のように拝見させて頂いております。こういう相談の投稿をさせて頂くのは人生初ですが、宜しく御願い致します。

私は、九州の宮崎出身で、18から23歳まで神奈川の建築科の大学に通っていました。一年留年して、無事卒業後、神奈川で建築に関する仕事をしてましたが、続かず辞めてしまいました。その後故郷の宮崎に帰り、建築や建築以外の仕事をしてきましたが、どれも一年続かず職を転々としてきました。

最初はなんとかなるさと前向きにとらえてましたが、段々気持ちが沈みこんでいき、ついに27歳の時、クローン病という難病を患いました。

それでも最初は前向きな気持ちでいました。なにせ、目標がなかった人生でしたから、病気を治すという目標が出来たことで、気持ちが少し軽くなった気がしたのです。というのは母親も潰瘍性大腸炎という似たような病気を患ってましたから、当時は周りが心配するほど絶望的な気持ちではありませんでした。奇妙ですが。

でもそれも長くは続きませんでした。病気の痛みとまだもっと先の話だと思っていた不安や恐怖が常につきまとい、医師の口からは聞いたこともないような絶望的な言葉しか伝えられません。

同病患者は手術されてる方が多いのですが、幸いにも自分はまだ手術までには至っておりません。新薬の登場でなんとか寛解期(かんかいき)という病気が抑えられた状態を保てるようになりました。が、やはり痔瘻といった手術などで、29から30までの一年間入退院の繰り返しでした。毎晩のように切腹自殺する夢に苦しめられました。

そして、31から32の2年間安月給の工場の仕事に就いてました。それからSNSで同病患者の人が病気を克服したという話を聞き、それが神奈川にあるということでいてもたってもいられず、2年間働いてた職を一旦辞め、すぐにやめられるような仕事に就き、半年間宮崎で働いて貯めたお金で現在神奈川に住んでいます。そして今病院にも通っています。仕事もその方に紹介してもらいました。

しかし、今仕事で失敗したりしてモチベーションが上がらず、紹介して頂いた方にも怒られ、関係も悪化してきて、治療院も満足に行けません。なんとか最低ラインの通院は出来ています。ですが、紹介先の仕事はキツめの肉体労働で気力が続くか不安です。周りとのコミュニケーションもうまくいってないように思います。仕事がなくなれば通院もできなくなり、まして生活もできなくなります。

通院先からは身体をなおすには3年かかると言われてるので、3年はいなきゃいけない。が、それが難しくなりそうです。ここでも自分の根性のなさに嫌気がさします。故郷で付き合ってた彼女と別れ、もう良い歳の両親の元を去ってまで、治療の為に神奈川にきたのに。

私は、今の私の人生がずれた人生だと思ってます。原因は中学二年生の頃、やっていたサッカー部を辞めて、友達もいなくなり、そこから今の自分の性格になり、人とのコミュニケーションの仕方がわからなくなりました。人との付き合いが何をやってもうまくいかず、現在に至ります。小学生の頃はなんでも話せてたし、喧嘩もしたし、思い出はいっぱいあります。しかし、中学二年生から全然できなくなりました。

そこで相談です。私はあと何年の人生かわかりませんが、自分の満足いく人生を歩みたい。でも、方法がわからない。このまま何もできず誰の記憶にも残らず、馬鹿にされたまま人生を終わりたくありません。産んでくれた母親のためにも。

私を導いてください。漠然とした内容でこんな相談されても困ると言われそうですが。こんな駄目な私になにかアドバイス頂けたら幸いです。宜しくお願い致します。

脚下照顧せよ

脚下照顧(きゃっかしょうこ)」という言葉をご存知でしょうか?

「自分の足元を見つめなさい」という意味の禅語で、禅寺などの玄関に掲げられています。足元だけではなく、自分自身を見つめるための警告です。

満足のいく人生を送りたい。しかし、自分の根性のなさに嫌気がさす…。
今回の相談者さんにとって必要なことは、まず自分自身を振り返ってみることです。病気や人間関係において、うまくいかない原因とはなんなのでしょうか?

病気と心の深い関係

世の中には、いろいろな病気があります。現代の医学でも、人体の9割がまだ解明されていないと言われています。病気を患うのはとてもつらいことです。反発したくなるのも無理はありません。

しかし最近になって、病気と心との関係が少しずつ明らかにされてきました。たとえば腰痛は、その原因の8割が心の持ち方にあるそうです。強い怒りなどが腰痛を引き起こすのです。

外からの要因と内からの要因。あらゆる病気の原因として、その両方が考えられます。不安定な心の積み重ねから病気が生じることもあります。

それは逆に言うと、「心の持ちようが病気の”改善”か”悪化”かを左右する」ということです。相談者さんが患ってしまったクローン病は、まだきちんと解明されていない難病です。しかし、この病気をどうとらえるのかは、相談者さんの選択にかかっています。
この機会に、自分の心について改めて考え直してみましょう。

人生を変える5つの心がけ「日常五心」

ここでは人生をより良いものにするための5つの心がけ「日常五心:にちじょうごしん」を紹介します。

1、「はい」という素直な心
2、「すみません」という反省の心
3、「どうぞ」という謙譲の心
4、「私がやります」という奉仕の心
5、「ありがとう」という感謝の心

この「日常五心」をぜひ実践してみてください。心が素直さを取り戻し、幸せをぐっと引き寄せることでしょう。

難病を克服した偉大な経営者

長野県に伊那食品工業という会社があります。「かんてんぱぱ」という商品で地元では有名なこの会社。その創業者である塚越寛さんのエピソードを紹介します。

塚越会長が10代後半に患った病気は、当時難病とされていた結核でした。「なんでこんなに呪われた人生を…」と思い、病院のベッドで苦しんだそうです。

そんな絶望的な状況のなかで、塚越会長は「どうせなら、後悔のない人生を生きたい」と強く思い至り、生き方についての本を読み漁りました。命をも脅かす難病を、不幸ではなくチャンスととらえたのです。

その後、塚越会長が設立したのが現在の伊那食品工業。「いい会社をつくりましょう」というコンセプトのもと、社会に対して多大なる貢献を果たし続けています。

自分の人生の責任を、外に転嫁しないこと。それが塚越会長の偉大さです。

どんな病気であれ、それをどうとらえるのかは自分次第です。難病を通して、素直な心を取り戻してください。そのためには「日常五心」を実践することです。

次の一歩が必ず見えてきます。応援しています。

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