一問一答

人生の進むべき道をあきらかにする3つの手順

【相談者:30代女性】 私は現在34歳、一児の母(14歳中学三年生の)子供が居ます。離婚しており、シングルマザーです。相談したい事が具体的に書けるか不安ですが、聞いて下さい。

私は最近、日々悶々として生活してます。調理師、美容、カウンセラー等の資格を取りたい、勉強がしたいと、興味が湧いても何一つ行動出来ていません。今は受験生の母となり、自分より子供への支援が優先だと考えています。仕事(アルバイトやパート)をやらなければと考えてばかりで、まず行動をしろっと頭では思っているのですが動けません。毎日、お弁当作り・部屋の掃除は習慣にしていますので一生懸命やろうと努力はしています。私は、計画的ではなく、人に流されやすく、人間関係には疲れやすい性格です。

自分の母と仲が悪いわけでは無いのですが、素っ気ない態度を取ってしまいます。この年になり、反抗する気持ちは無いのですが、母のようになりたくないと日々思って生活しています。(現在同居しています。)60歳になる母は仕事もしていますし、居候の身としては肩身が狭いのですが感謝と鬱陶しく思う気持ちが矛盾してます。

過去の自分は、人に話せないような過去を過ごしてきました。家庭環境は良くありません。自営業の父は私が高校三年生の時、借金・女性問題等で、会社は破綻。行きたい学校の進路を諦め私はその日から家を飛び出しました。母と父が喧嘩する日々は幼い頃から見ていたので離婚してしまう事に何の不安もありませんでしたが…幼い頃は母か父かどっちを失うかもと恐怖でたまりませんでした。

私は、まともな仕事はした事がありません。高校を中退、なんとか自分の意志でやり直したいと思って入った通信制の学校を卒業。キャバクラ・風俗・飲食店・販売を点々としていました。付き合った人から暴力を受けた日もあります。そんな時手を差し伸べてくれた方とできちゃった結婚ではありますが、結婚しました。
しかし…
問題は次々と訪れ、気持ちが着いて行かず結婚から七年後離婚しました。19歳という未熟な年でまったく知らない土地、旦那の両親と同居生活が始まり毎日が苦痛でした。

色々な出来事が積み重なり、自分が巻いた種なのだと思いますが、義理母は寝たきりになり、旦那は浮気・浪費・無免許運転・万引き・その他色々と私にとっては負担になり気が滅入る出来事が多々ありました。私はまだ幼い子の面倒をみながら仕事(ヤクルトで配達をしたり、恥ずかしい話ですがまた風俗で働いたり、ファーストフード店でも仕事をしました。)そして、結婚から七年後離婚する事になりました。

そんなある日、飲食店でパートをしていた私は、職場には行けるのにレジ前に出ると吐き気や血の気が引いてしまう日が続き病院へ行きました。診察を受け鬱病との診断をされ精神科に入院を一ヶ月しました。自殺未遂(薬を沢山飲んでしまった)、自分を傷付ける行為もしてます。今となってはその行為をした自分が情けない気持ちでいっぱいです。その後、体調不慮は続き婦人科へ行ったのですが…子宮けい癌と診断され子宮全摘出をしています。

子供が一番母親を必要としている時期に仕事で離れなければいけない悔しさ、情けなさ、今の自分の未熟さ、どうして自分がこんなに鈍いのか、動き出す事が出来ないのかわかりません。

今家に居て良かったと思える事は息子の「ただいま!」の声に「おかえり!」と答えてあげられる事です。しかし。シングルマザーですので働く母の姿をしっかり見せてあげたい気持ちもあります。自分の事がよくわかっていないのに、どうやって人に相談したらいいのかわからず大愚さんのYouTubeを日々拝見し、思い切って今、文書を書いています。言いたいことがうまくまとめる事が出来ていませんが目を通して頂けたら幸いです。

大きな川の向こう岸

仏教に「到彼岸(とうひがん)」という言葉があります。「川の向こう岸に到る」という意味です。幸せになることや、悟りをひらく状態を表しています。今いる、こちら側の岸を此岸(しがん)といい、自分の行きたい幸せの世界を彼岸(ひがん)といいます。相談者さんの問題は、自分の泳ぎ着きたい彼岸が見えていないことにあります。人間は、同じように見えて、それぞれがまったく違う人生を生きています。ですから、人生に正解というものはありません。「絶対にこうしたほうがいい」ということはないのです。すべてが、いろいろなものとの関係において、流れ流れてとどまることがない。人生とはそのようなものです。相談者さんはおそらく、流されるさまざまな経緯のなかで、やっと岸に這い上がりました。その場所で「これからどうしたらいいのか?」と思い、質問をしてきたことでしょう。このタイミングで質問をしてくださったことは、とても良いことです。人生を振り返り、整理しようとすることは、とても大切なことだからです。今回の相談者さんにおける問題は、「行くべき先が見えていないこと」です。これから示す3つの手順を、ぜひ行ってみてください。

1:渡りたい岸を明らかにすること

まず、自分がこれから渡りたい岸を明らかにすることです。自分が行きたい先は、どういう世界なのでしょうか?自分にとっての幸せとは、なんなのでしょうか?この機会にそれを明らかにしてみましょう。相談者さんは今、どちらの岸に渡ったらいいのか分からない状態にいます。このままでは頭が混乱して、ついフラフラとしてしまうものです。仏教では「自分の幸せの岸に早く渡りなさい」と教えています。自分の渡りたい岸を、はっきりとさせてみましょう。ノートなどを用意して、「自分にとっての幸せとはなにか?」をじっくり書いてみるのです。箇条書きで構いません。

幸せの形は、おそらくたくさんあるはずです。お金を儲けることであり、いい仕事を見つけることであり、いくつも挙げることができることでしょう。自分にとっての幸せの形を書いていく際に、軸としてほしいここがあります。「心の平安」を意識することです。心の平安とは、どのようなことをしていても心が穏やかな状態です。そのような幸せを得られるならば、幸せの形にはこだわらなくても大丈夫です。どんな仕事でも、どんな場所でも、どんなことでもいいのです。それを自分がしているときに、心が穏やかであることが大切です。自分が目指す幸せを、しっかりとイメージしてみましょう。まずはそれを、はっきりさせることです。

2:方法を明らかにすること

次に、自分が渡りたい先の岸に渡るためにはどうしたらいいのか、その方法を考えることです。行きたいところに最短距離でいくための方法を考えること。「最短距離で」という点がポイントです。遠回りをする必要はありません。大きな川を渡る際に、欲張っていろいろなものを乗せたら沈没してしまいます。なにが必要なのか、そしてなにが要らないのか。それをはっきりさせましょう。目的地までに、最短距離で行くための手段や方法を考えましょう。そのときに、身軽に行くことを心がけてください。

3:道徳を明らかにすること

渡ると決めた先の岸が、どういう場所であるにせよ、またどういう方法をとるにせよ、「人として守るべきこと」をはっきりさせましょう。「人として守るべきこと」とは、言い換えればモラルであり、道徳です。大切なことを、大切なこととして行うということです。渡っていくプロセス、手段や方法、行き先…すべてにおいて人としてのルールを守ることです。このことを守っていれば、必ず人は幸せになります。お釈迦様はそれを何度も説いておられます。今まで後悔をしてきた人にこそ、その人のなかに反省として、智慧として道徳は芽生えます。この道徳を明らかにさせることです。

まとめ

上記の3つの手順。幸せになるためには、「これ以外の方法はない」と思って、この3つにしっかりと取り組んでみて下さい。渡りたい先の岸が見えないうちは、迷っているということです。それでも考え続けていくうちに、ある日「私、こっちに行きたいかも」ということが見えてくる瞬間が来ることでしょう。めげることなく、しっかりと考えてみてください。今回の相談者さんにおいても、「今までは全部マイナスなのか?」と言ったら、決してそんなことはありません。渡るべき彼岸をはっきりさせるために、すべてが必要だったのです。今から自分を深く見つめて、それから行動しても遅くはありません。「どういう世界に行きたいのか」をはっきりとさせましょう。応援しています。頑張って下さい。

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