一問一答

夢を叶えるための近道はない。焦らず、腐らず、一歩ずつ。

【相談者:20歳男性浪人生】私は現在医学部を目指している2浪目の受験生です。私は医学部を目指しているにも関わらず、昔から勉強は苦手でした。しかし、そんな苦手意識を抑えて去年1年間勉強し続けてきましたが結果はついてきませんでした。

私はその絶望感から勉強がトラウマになり、今は予備校へと向かうことすら嫌になってしまいました。

周りの友達は大学へ進学し、就職へと駒を進める中、私は高卒で留まってるいるまま。早く駒を進めたいのですが、厳しい医学部以外に行きたい学部もない。でも勉強が手につかない。焦燥感や絶望感、頑張れない自分への嫌気などに囲まれて、何もやる気が起きず、今とても苦しいです。

何事も土台が大切

難関な医学部の合格を目指す今回の相談者さん。しかし、なかなか勉強が手につかず、苦しんでいるようです。
目標が大きければ大きいほど、地道なプロセスを一歩一歩進んでいくことは欠かせないことです。

相談者さんの問題を考えるにあたり、あるひとつの物語を紹介します。

金持ちではあるが愚かな人がいた。他人の家の3階作りの高層が高くそびえて、美しいのを見て羨ましく思い、自分も金持ちなのだから、高層の家を作ろうと思った。
大工を呼んで建築を言いつけた。大工は承知して、まず基礎を作り、2階を組み、それから3階に進もうとした。主人はこれを見て、もどかしそうに叫んだ。

「私の求めるのは土台ではない、1階でもない、2階でもない、3階の高楼だけだ。早くそれを作れ!」と。

愚かなものは、努め励むことを知らないで,ただ良い結果だけを求める。しかし、土台のない3階はありえないように、勤め励むことなくして、良い結果を得られるはずがない。
これは、仏典に登場する物語のひとつです。家を作るためには、まずは土台を作ること。いきなり3階を作ることはできません。「どんなことも基礎が大切」という教訓です。

相談者さんの問題とは、基礎を積むプロセスを見ていないこと。先ほどの物語でいう「3階の高楼」だけを望んでしまっていることです。

自分が目指すことの先にあるもの

「本当に医学部に行きたいのだろうか?」と自分に問いかけてみてください。
質問には「勉強が苦手」とありましたが、それでも医学部を目指すということは、相談者さんはおそらく優秀な高校にいたことでしょう。周りには進学をした人も多いはずです。

そのような状況で、知らないうちに自分の目標をすごく高いことろに設定してはいないでしょうか?医学部を目指すということは、医療に携わる仕事をするということです。合格した先が、はっきりとイメージできているかが問題です。

目標に向かうための理由と情熱

人間、「こうなりたいんだ」という夢があるのなら、まずはその夢に向かうため理由と情熱は不可欠です。

医学部に合格するためには、多くの時間をかけて勉強をし、さまざまな試験にパスしなければいけません。そのためにも目標を達成するためのエネルギーとなる、「理由と情熱」を明確にする必要があります。

「なぜ医学部なのか?」「医学部に合格したあと、どうなりたいのか?」

それに答えることができなければ、状況は変わりません。この機会に自分としっかり向き合い、自分の行動の理由と情熱を確固たるものにしてください。

なくては始まらない「基礎力」

そして次に大切なことが「基礎力をつけること」です。
先ほどの物語を思い出してください。3階の高楼を作るためには、まずは土台を作ることでした。
「どうしても医学部に行きたい!」と思うのであれば、勉強の基礎力をしっかりとつけてください。

自分の今の実力をちゃんと見据えて、基礎から教えてくれる良い先生につくことです。2階や3階を作るのはそれからです。

どんな人生を歩むにせよ、基礎があってその上があるのです。それは誰にとっても変わらない法則です。

焦らずに、腐らずに、基礎から作っていきましょう。そして、良い先生につくことです。
それができれば、目標の達成に向けて加速できます。応援しています。

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