コラム

恐怖心の克服法

もしあなたが今、

何か新たなチャレンジをしようと思うのに、
なかなか最初の一歩を踏み出せないでいるとしたら、

次の2つの原因が考えられます。

1つには、やり方が分からないから。

何から、どのように始めたらいいのかが分からないと、
行動力が鈍ります。また、全体像が見えないことで、
前にすすめないことがあります。

この場合は、

そのチャレンジのために取るべき最初の一歩は何か、
次にどうするか、などを順を追って考え、
調べ、誰かに聞くなどすれば、解決します。

しかし、やり方が全部分かったにも関わらず、
それでも行動に移せない場合は、

もう1つの原因が関係していることが多いです。

2つ目の原因とは、

恐怖心です。

そう、怖いのです。

起業でも、恋愛でも、結婚でも、起業でも、就職でも、

何か新しいことを始めるというのは、
今の状態、状況が変わるということです。

新しい状態は欲しいけれど、
今の状態が壊れて不安定になるのは嫌なのです。

怖いのです。

本当は変わって欲しいし、変わりたい、
でも、変わって欲しくないし、変わりたくない。

そんな矛盾の狭間にいるときが、一番怖いのです。

例えば、

ボクシングの試合。

ボクシングと聞くと、ボクサー同士が激しく
打ち合いを続けている姿を思い浮かべますが、

ボクサーがリングの上で過ごす時間で一番長いのは、
相手と打ち合っている時間ではなく、

打ち合っていない時間です。

ボクサーが実際に打ち合う時間というのは、わずか数秒です。

数秒打ち合っては離れ、また数秒打ち合っては離れます。

試合では、それを繰り返しているのですが、

ガードを固めて距離をおき、相手の出方を伺いながら、
自分が飛び込むチャンスを狙っている時間。

この時がボクサーにとって一番安全であり、
かつ、一番怖い時なのです。

一見、怖そうに見える打ち合っている最中は、
大量に放出されたアドレナリンで興奮していますし、
倒される時は一瞬ですから、それほど怖くありません。

それよりも、飛び込む準備をしながらも、
飛び込んでいない時がとにかく怖いのです。

出来る事ならば、そのまま打ち合うことなく、

そのファイティングポーズの迫力と眼力の鋭さのみで、
相手がビビって戦意喪失してくれたなら、最高です。

しかし、そんなマンガのような勝負などありません。

倒すか、倒されるか。
どんなに怖くても、わずかな希望に懸けて、
前に出なければならないのです。

どんなに練習を積んで実力を持っているボクサーでも、
ビビったら負けです。

怖さが勝ってしまえば、全身の筋肉が萎縮して、
せっかくのハードパンチも、威力を失い、
せっかくのスピードパンチも、失速します。

だから恐怖を克服する必要があります。

恐怖を克服するには、コツがあります。

「ピークの存在を知る」ことです。

恐怖には、ピークがあります。

ピークとは頂点のことです。

経験したことのない世界に飛びこもうと思えば、
誰しも恐怖を覚えます。

未知の世界に飛び込むと決めて、準備をし、
実際に飛び込む瞬間までの間に、

少しずつ恐怖がつのり、恐怖が頂点に達するまで
恐怖度が上昇するのです。

しかし、ひとたび恐怖がピークに達すると、
その後は、徐々に恐怖心が弱まっていきます。

そのピークを超える前に、あるいはピークに達した時に、
耐えられずに逃げ出してしまうと、

恐怖はついに克服できず、ずっとその一歩が踏み出せないまま、
恐怖がトラウマになってしまいます。

だから、恐怖のピークの存在を知って、
ピークを越えるまで踏ん張るのです。

どんなに経験を積んだボクサーでも、
対戦した事のない相手との対戦が決まれば、
当然緊張します。

試合が決まってから試合当日までの間に、
徐々に、あるいはある瞬間から一気に
緊張と恐怖が襲ってきます。

しかし、ボクサーの場合、
もうすでに対戦がテレビや雑誌で公表されてしまっているため、
もう逃げ隠れすることができません。やるしかないのです。

そうやって、恐怖のピークを越える経験を
何度も積み上げていくことで、恐怖に対する耐性をつけていくのです。

一方、一般の人の場合、
自分が決めたチャレンジを公表せず、自分の中だけで留めておけば、
恐怖がピークに達する前に逃げ隠れ出来てしまいます。

色々な理由や言い訳をして、恐怖から逃げることが
出来てしまいます。

どんなに経験を積んだ強者であっても、
やはり未知の経験は緊張するし、怖いものです。

それでも、強者が恐怖に耐え、越えられる理由は、
恐怖にはピークがあることを、経験的に知っているからです。

もしあなたが、あるいはあなたの大切な人が今、
新たな何かに挑戦しようとしながらも、弱気になっているとしたら、

恐怖ピークの話をしてあげてください。

恐怖は避けられません。

そのことを知って、むしろ恐怖のピークを歓迎するのです。

ピークの後は、必ず恐怖心が和らぐのですから。

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