一問一答

本能と理性に揺れる、欲求エネルギーの正しい使い方

【相談者:20代男性 会社員】私の母子家庭で育てられ、母方の家族・親族はとても心の綺麗な人達です。人の嫌がるようなことは滅多にしないですし、困っている人がいれば出来る限りで支援します。自分も常々そのようになりたいと思っていますが、邪心のようなものが浮かんできます。

綺麗な女性がいれば手当たり次第に複数の方と付き合いたいと思ったり、上司の悪いところばかりが気になり素直になれなかったり、どこか人を上から見下してしまったり、、、

今は以上のような本能的な思考を、必死に抑えております。自分が性的欲求を満たすためだけに、複数の方と付き合えば女性が傷つくことはわかります。ただ、綺麗な女性と複数付き合っていることを自慢して評価されたい気持ちもあります。人を傷つけると自分に返ってくるのではと考えることもあります。

そんなことをしてもむなしくなるだけなのか、、、
実行して経験してから判断すれば良いのか、、、、
実際に行動に移しても、どうせモテないから意味ない、、、

そんなことに日々悩んで段々と疲れてきます。

本能に身を任せるべきでしょうか。理性で押さえつけるべきでしょうか。

モテる男の真実

世のなかには、複数の女性とつき合っている、いわゆる「モテる男」がいます。彼らは交際相手をコロコロと変えて、自由に恋愛をしています。会話が面白かったり、顔立ちがカッコよかったりするので、惹かれる女性も多いのでしょう。

たくさんの女性とつき合っているモテる男。しかしその本質は、ただ自慢しているだけなのです。モテる男は女性の寂しさや人間的な弱さを利用して、ひとりでも多くの女性と関係を持ちます。

なぜか?いろいろな女性から好かれることで、自分に価値を感じているからです。彼らは、本当は恋愛に満足していません。ただ愛情に飢えているのです。とても皮肉であるといえます。

泥だんごいじり

普通の男性から見ると、「モテる男」がうらやましくなるときもあります。そんなとき、本能のおもむくままにモテる男にならえばいいのでしょうか?それとも、強い理性を持つべきなのでしょうか?今回の相談者さんも、大いに悩んでいます。

ここで、ひとつの禅語を紹介します。

「泥団を弄する(でいだんをろうする)」。「泥団」とは「泥だんご」のことです。子供たちが泥のだんごをつくって、おままごとをしている。そのような意味です。

修行僧は、自分の頭のなかで妄想・知識・観念をグルグルとめぐらすことを「泥団を弄する」という言葉で厳しく戒めました。

今回の相談者は、いろいろなことをよく知っている方なのでしょう。しかし、知識が多いからこそ、「泥団を弄する」状態に陥っているのかもしれません。若いうちに、「いろいろな女性とつき合いたい」と思うことは、とても自然なことです。しかし、間違った情報に振りまわされている、そんな様子もうかがえます。

今回の相談者さんにとっての本当の悩みとは、「最高の恋愛ができないこと」なのではないでしょうか?

ナンパをしてみよう ただし…

元勝和尚からの提案は、「ナンパをすること」。
書き間違いではありません。女性をナンパすることです。

ただし、ひとつの条件があります。

ナンパをするときには、自分にとって最高の女性に声をかけることです。決して「この子、おとせそうだな」といった軽い気持ちで、声をかけてはいけません。自分にとって最高の女性とは、自分が心から好きになった、もっとも魅力的であると感じる、たったひとりの女性のことです。

そもそも、本当に魅力的な女性は、ナンパをしてくる男性のレベルをすぐに見抜きます。声をかけられることに慣れているからです。魅力的な女性であればあるほど、男性の軽い気持ちを見破ることができます。

しかし、いい女性は、いい男性を求めているもの。もし、本当に好きで、「この人しかいない」と思える女性に出会ったら、ぜひナンパをしてください。頭のなかで、泥だんごをこねている場合ではありません。

本当の恋愛が、あなたを変える

中国では、男性の陰部のことを「シャオディーディー」と言います。その意味は「小さい弟」です。智慧や理性がなく、ワガママである。そんな気持ちをこめて「小さい弟」と表現したのでしょう。

そんな「小さい弟」に引きずられるままに人生の貴重な時間をつかうことは、本当にもったいないです。心から好きな人にチャレンジしてみてください。

人は恋愛で磨かれるものです。最高の女性に振り向いてもらえるように、自分を磨くことも大切です。もしフラれても、自分がまだ「小さい弟だった」だけです。

そして、本当に好きである「最高の女性」に振り向いてもらえたとき、下半身ではなく、ハートによって物事を考えることができるようになるでしょう。

あなたは、本気で人を好きになったことがありますか?

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