コラム

母の教え

急いでメモ書きを残そうとするといつも、
母の言葉が浮かんできます。

「急いで書いても、落ち着いて書いても、かかる時間は同じなの、
どうせ書くなら、きちんと書きなさい」

お礼のハガキを書こうとするといつも、
母の言葉が浮かんできます。

「字に自信がないと、つい小さく書いたり、
素早く書くことで、ヘタをごまかそうとしてしまうの。
上手に書かなくていいから、きちんと書きなさい」

母は今年77歳になります。

神奈川県にある牧場の娘として生まれましたが、
本屋で巡り会ったある書家の本に影響を受け、
その書家が教鞭を取る大学へ進学し、書家になりました。

当時は、「女が勉強してどうする」と言われた時代でしたから、
学校から帰って、牧場の手伝いをして、夜皆が寝静まってから、
押し入れにローソクを持ち込んで勉強をしたといいます。

母は昔から、クソがつくほど真面目で、頑張り屋でした。

クラスで一番背が低かったにも関わらず、
あえてバレー部に入ってレギュラーを勝ち取り、

全く泳げない「かなづち」であったにも関わらず、
50歳を過ぎてから25メートルを泳ぎきり、

60歳を過ぎて習い始めたお琴にいたっては、
毎朝4時に起きて練習をしていました。

体格的にも恵まれず、決して器用なほうでは
なかった母が、いつも心していたことは、

「丁寧に、きちんと」でした。

どうせやるなら、きちんとやる。

どうせやるなら、丁寧にやる。

「上手下手」を気にするよりも、

「丁寧にきちんと」を気にするほうが、
その人の誠実さや清潔感が伝わるのです。

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