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火傷しそうな祭り

毎年12月の第二日曜日に福厳寺で行われる火渡り大祭。

火は、汚れを浄化する力を持っている。

人々は、一年の汚れを落とし、無病息災を願って火を渡る。

火渡りは全国にあるが、福厳寺の火渡りは、
灰の上を渡るのではなく、燃え盛る炎の中を渡ることで
知られている。

僧侶や行者だけが渡るのではなく、一般の人達もその
炎の中を渡ることができる。

現代の日本では、とかく「安全第一」が好まれるため、
福厳寺の火渡りも、消防から縮小の指導が出た。

しかし、「恐い!」「ヤバい!」炎を渡らなければ、
火渡りの意味がない。

オール電化の時代にあって、「火」が日本人に
とってリアルなものでなくなっているからだ。

「火」が熱いもの、「火」が恐いものという、
当たり前の事実を、私たちは肌感覚で思い知る必要がある。

「火」は生き物だ。

上手に扱えば、私たちを助けてくれる。
いい加減に扱えば、すべてを焼尽してしまう。

だから、火の恐さと性質を知って、上手くコントロール
することが重要だ。

「火渡り」の意味は、実際の火のコントロールだけではない。

時折、自分の中に起こるマイナスの炎。

怒り、意地、見栄、嫉妬、貪り、欲などの炎は、

火種が小さなうちにその存在に気づき、きちんと
コントロールしておかなければならない。

「感情」「衝動」といった炎は、

野放しにしておいたり、いたずらに油を注いだりすれば、
気がついた時には、どうしようも出来ないほどの
大きな炎になって、最終的に自分自身をも焼尽してしまう。

身の危険を感じるほどの熱さを肌に感じながら
渡る事によって、

己の中の煩悩の炎をコントロールする大切さを
教えてくれる修行

それが、火渡り大祭である。

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