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独自の文化を築くことの大切さ

小牧市は、桃花台アピタでの和太鼓演奏。
毎年恒例となった元旦の行事だ。

今年開園37周年を迎える太陽幼稚園。

創立25周年の時、これからの太陽幼稚園の要は、
「気育(感性を育てる保育)だ」として、
感性の起爆剤として、保育に和太鼓を取り入れた。

それ以来ずっと続けてきた和太鼓。

太陽幼稚園の特色は、子ども達だけでなく、
先生自らが太鼓に取り組んでいること。

幼稚園の先生は、子どもが親から離れて、
はじめて「先生」と呼ぶ存在。

知識や技術を一方的に教えるのではなく、
講師の先生に任せきりにするのではなく、

自分たちが自らバチを握り、表現することを
楽しんでいる背中を見せようと、
先生達の太鼓チームを結成し、毎年舞台にも立って来た。

とはいえ、大人の場合、すでに伝統ある組織に
新しい文化を定着させることは簡単ではない。

特に「少しずつ」とか、「自発的に」とか言っていると、
せっかく始めた新しい試みが、いつの間にか消滅してしまう場合が多い。

だから、これまでの日常のサイクルに
多少強引にでも新しい習慣をねじ込んで、

それが、「違和」に感じられなくなるまで、
自然な習慣として定着するまで、
継続してやり続けることが一番の近道。

とはいえ、先生からの「変化」に対する反発もあった。

「なぜそんなことまでしなければいけないんですか?」
「私たちの仕事は太鼓じゃない」

ただでさえ、保育の仕事でクタクタなのに、
舞台の前などは、朝早く来て練習、
仕事が終わってからも練習。

音楽自体得意な人と、苦手な人がいる。

得意な人はまだいいが、苦手な人にとって、
集団で音を合わせるのは大変だ。

次第に反発の声があがり、最終的には、
総辞職に近い形で、ほとんどの先生が辞めた。

実際は、新しい習慣への反発というより、
それまで、長い時間をかけて水面下で蓄積してきていた、
いくつかの不満が、和太鼓導入というきっかけを
得て表面化したのだった。

当初の先生達には、悪気はない。
皆、自分の仕事や職場が好きで、一所懸命やってくれていた。

ただ、組織が次のステージにあがるために、
新しい風を吹かせる必要があった。

その風を受けて、変われた先生と、
変わることができなかった先生がいたのだ。

これまでなくても済んでいたものを、
これまでの習慣を壊してでも導入する。

当時の私の行動は、
長く勤めていた先生達にとっては、
何も問題がないところに、わざわざ問題を見つけ出して、
波風を立てているように映ったかもしれない。

しかし、何も問題がないように見えて、
実は大きな問題を抱えていたのだ。

どのような問題かと言えば、

「何も問題がない」という問題、
そして、「変化に弱い」という問題だ。

どんな組織にも問題はある。

100%物事が上手くいっているところなどない。

例えば、チームが志を1つにして、目標に
向かう姿勢や体制、
人を育てる仕組み作りなどは、

長い目で見て非常に重要な問題であるのに、
行事や、毎日起こる緊急性の高い問題に追いやられて、
おざなりになっている。

けれども、誰もその状態に対して、
不満に思ってはいるけれども、

何とかしようとする人もいないし、
そもそも、何とかできると思っている人がいない。

だから、「何も問題がない」ことにして、
できるだけ波風を立てないように
毎日を過ごすことで精一杯だったのだ。

どんな組織にも問題はある。

しかしどんな問題も、真摯に適切に取り組めば、解決可能だ。

大切なことは、小さな問題が大きくなるまで、あるいは、
問題に慣れきってしまう前に、問題を顕在化させ、
それを自ら解決しようとする姿勢と、本の少しの勇気と行動力を持つことだ。

さらに、当時の組織は「変化」に対して弱かった。

普段から変化を意図的に作り出しておかないと、
「変化」に弱い組織になってしまう。

私たちを取り巻く社会環境は、急速に変化している。
一歩先の未来を読んで、自ら成長するための変化を起こせない組織は、
やがてはやって来るだろう、環境の変化についていけなくなるか、
適応できなくて崩壊してしまうだろう。

残念ながら、宗教界、医学会、教育界など、
長い伝統を持つ世界ほど、「変化」に弱い。

「これまでずっと、そのようにやってきた」
「それで、上手くいっていた」
という理由で、

ついそこまで、危機が迫っていることに気づかず、
これまでの成功体験に甘んじてしまうのだ。

だから、意図して「変化」を作り出し、
変化に伴うストレスに、柔軟に対応するための
免疫を養っておく必要がある。

そのために、取り入れたのが職員の太鼓チームだった。

今ではすっかり定着し、すべての職員が、

「それが仕事だから仕方なく」とか、
「強制されたから」とかではなく、

自らの成長のためのチャレンジとして、

チームが心を1つにしてまとまるために、

そして何より、子ども達に、
一所懸命やること。

舞台にたつからには、間違えてもいいから堂々と表現すること。

太鼓の楽しさや、メッセージを伝えるために、
自ら太鼓に向かっている。

2013年、チーム太陽はさらなる飛躍を遂げるだろう。

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