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自信

週2回、空手の道場で指導している。

空手道場と聞けば、
強い人の集まりのように思うかもしれない。

しかし実際には、、、

弱かった。

「弱かった」と過去形のところが、
重要なのだが、

入門してきた時には、みんな弱い。

特に子どもは、

運動神経がよくて、センスがあって、
精神力も強い利発な子は、
野球やサッカーに行ってしまう。

だから、空手に入門してくるような子は、

運動神経が悪く、
泣き虫、弱虫、へなちょこの集まりなのだ。

だから何とかして、たくましくなって欲しい。
しっかりして欲しいとの願いから、
親が入門させてくる。

そんな「想い」を受け止めて、
生徒を進化させるのが道場だ。

私が弱虫達の指導において、
何より大切にしていることがある。

それは、自信をつけさせること。

どんなに技術が上手くても、
運動神経がよくても、
体が大きくても、

自分に自信のない子は弱い。

へっぽこぴーが、侍に進化するためには、
自分に自信を持たせなければならない。

では、どうしたら生徒に自信を持たせられるか。

優しく褒めればいいのか。

厳しく叱咤すればいいのか。

否。

どんなに優しい言葉をかけようが、
どんなに厳しい言葉で叱咤しようが、

自分の力でハードルを超えない限り、
自信を持てるようにはならない。

だから、小さなハードルをいくつも設定し、
何度も何度もそれを超えさせるしかない。

他人に信じてもらうのは励みになる。

でもどんなに他人が信じてくれても、

最後は自分が自分を信じられるかどうかが
勝負の分かれ目。

だから、

自信をつけさせるためなら、
私は非情な鬼になる。

鬼になって生徒を追い込み、
ハードルを超えさせる。

甘やかされて育った子は、
苦しくなるとすぐ逃げる。

やれお腹が痛い、やれ足が痛い、と
逃げ口上を並べ立てる。

それが通用ないと分かると、
ワーワー大声で泣きじゃくる。

しかし、どんなに知恵を使って
逃げようが、わめこうが、

私はそれに屈しない。

熱く、しかし冷静に、
生徒をハードル方向へと追い込んで行く。

「窮鼠猫を噛む」

という諺(ことわざ)通り、

ネズミも追いつめられれば、
猫に向かって行くしかない。

もう横にも、後ろにも逃げることが
できないと悟ったとき、

どんな弱虫も、前に進む。

そこに階段があれば、それを登り、
ハードルがあれば、それを飛ぶ。

そんな私の姿を見て、
えげつない指導者だと評する人もいる。

しかし私にだって、

彼らの甘え、彼らの痛み、
彼らのストレスは痛いほど良くわかる。

自分もそうだったから。

そうやって逃げてきたから。

でも、幸いにして、

逃げ続けるを許してくれない先生に巡り会った。

逃げ続けることが許されない環境に放り込まれた。

そしていくつもの小さなハードルを、
幾度となく、小さく越えてきた。

だから今がある。

私には才能はない。

センスもない。

物覚えも悪い。

スピードも遅い。

じゃあ努力の鬼かといったら、
たいした努力派でもない。

でも、一つだけ胸を張って
言えることがある。

それは、あきらめないこと。

どんなに時間がかかっても、

どんなにバカにされても、

どんなに格好わるくても、

勝つまであきらめないこと。

自分自身に克つまで。

自分自身を克服する力。

それが自信。

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