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自分の縄張り

車を運転していて、ふと後ろを見ると後続車が
異常に車間距離を詰めている。

ルームミラー越しに運転者の顔を見ると、
おそらく年齢は20代の男性。

こっちは、枯葉マーク付きの軽自動車だというのに、
そんなに煽ってどうする。

イヤなヤツだ。

10年前なら、

ムカッとしてブレーキを踏んだり、
わざとゆっくり走ったり、

思いつく限りの嫌がらせして、
車間を離させようとした。

頭を剃り立ての時なら、
ダッシュボードの中にしまってある
サングラスをかけて、

おもむろに窓から
ツルツルの頭を差し出すのも効果的だ。

でも今は、出来るだけ早く
先に行かせるようにしている。

そうするようになった理由は、

そこでくだらない攻防を繰り広げても
意味がないと思えるようになったことと、

後続車に車間を詰められて腹が立つ理由が、
自分の縄張りを侵されているからだと知ったから。

人間も動物だ。

犬や猫と同じように自分の縄張りがある。

「縄張り」と感じる範囲は人によって違うが、

車に乗ると、車の大きさが、
イコール自分の大きさになるので、

車の後ろに近づかれると、本能的に
怒りが湧いて来るのだ。

そのことを理解した上で、

後続車にプレッシャーをかけられている
自分の感情や身体の変化を観察すると、

あらためて、

やっぱり人間は動物なんだ。
自分は人間である前に、動物なんだ。

と思う。

とはいえ、
そこはもっとも進化した人間だ。

大人げない縄張り争いでエネルギーを
消耗するのは、もったいない。

どうぞ、どうぞと先を譲ってあげよう。

彼にもきっと急いでいる理由があるのだろうし。

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