未分類

身体感覚の危機

90歳以上の方々の話を聞くと、
つくづく、昔の女性は心もカラダも強かったと思う。

それも現代の女性とは比較にならないほど、強かった。

彼女達の精神は、

行動力があり、信念や信仰があり、おおらかで、
小さなことにクヨクヨせず、柔軟で、包容力があった。

彼女達の肉体は、

10人もの子どもを毎年連続で産むだけの、
夫との夜の営みを持ち、

次々生まれてくる子達の世話をし、

赤子を前に後ろにおんぶしながら、
家事や、農作業をこなし、

夫や義母、義父の世話をした。

しかも、現代社会のように、

炊飯器、洗濯機、電気ポット、
自動湯沸かし器つきお風呂、掃除機、自動車など、

ほぼ肉体作業をせずに、ほったらかしで
作業が済んでしまう便利な機器はない。

朝起きてから、夜寝付くまでの間、
そうれはもう動き詰め、働き詰めの生活に
耐えられるだけの驚異的な体力と、
機能的な筋肉を備えていた。

こうしたカラダは、決して筋トレをして
鍛えて作られるものではない。

それこそ、毎日の多種多様の運動様式と、
運動量によって作り上げられた肉体だ。

現代の女性と比べれば、
スタイルこそ良くなかったかもしれないが、

見てくれでは分からない、深部の筋肉まで開発された
素晴らしい肉体の持ち主だったに違いない。

彼女達の身体機能レベルの高さを物語る話がある。

昔は、今のように生理用品がなかった。

では生理の時、月経血をどのように処理していたか。

何と、彼女達は、排尿と同じように、
膣をコントロールして閉め、

時々、厠(トイレ)に行っては排血していたのだ。

私は女性ではないので、それが簡単なのか、
難しいのかも分からないが、

母親に聞いても、家内に聞いても、知り合いの女性に聞いても、
常に「そんな器用なことできるの?」という答えが
返って来るところを見ると、

多くの女性にとっては簡単なことではないようだ。

人間の肉体は使っていなければ
どんどん衰える。

現代の私たちのカラダは、
昔の人と比べて、

使う機会がないが故に退化してしまった箇所が、
たくさんあるようだ。

文明の発達とともに、失って行く身体の機能。

外の豊かさとひきかえに失いつつある、身体の豊かさ。

味覚も、嗅覚も、聴覚も、視覚も、触覚も、性感も、、、

私たちの身の回りは、激しいもの、刺激の強いものに溢れている。

しかもその刺激がどんどん強さを増し、
ちょっとやそっとの刺激では満足しないカラダになっている。

強烈な刺激でないと、感じない。反応しない。

だから増々強い刺激を求める。

感性の乏しいカラダ。

そんなカラダに、果たして豊かな精神が本当に宿るのだろうか。

関連記事

  1. 泣くな!
  2. 素敵な友達のつくり方
  3. 不平不満の人生
  4. 愛は努力
  5. 誰がそんなこと言った?
  6. 掃除したばかりの窓に、、、
  7. 日本の美徳
  8. 悪口が聞こえてきたとき

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

“お悩み相談窓口"
“youtubeで動画を見る" “Facebookでシェアする" “ポッドキャストで音声を聴く"
“仏教で磨くリーダーの才覚
PAGE TOP