運命を左右する目に見えない○○に気付く感性

【相談者:20代男性会社員】まず初めにこれから書くことはご相談ではございません。ただ和尚様にお礼をお伝えしたくてこの窓口を利用させて頂きます。ですのでお忙しければ、他の誰かのお悩みの内容をお読みください。 私は現在25歳です。仕事は電気メーカーの設計で毎日パソコンで図面を書いています。納期に追われ残業も毎日あって大変ですが、充実した日々を送れています。 3年前、私は某私立大学の機械工学科を卒業して同じ大学の大学院に進学しました。そこでは、あるメーカーと大学で共同研究を行っていまして、成果を毎月会社に行って発表する必要がありました。しかし、なかなか結果が出ず、また予想していた結果とは反対の結果が出たりしていました。 そして、共同研究を行っていた会社の方、研究室の先輩、教授から怒られることはありませんがもっと頑張ってくれといった目で見られていました。その結果、私はそのようなプレッシャーから逃げたくなり、研究室を休むようになりました。それから半年後、大学院を中退しました。 中退したときのわたしは、こんなに辛いことを親に大金を払ってもらってまで続けるべきではなく、自分のやりたいことを見つけて働くべきだと考えて、中途採用を募集している会社に面接に行こうと決めていました。 しかし最初に面接して頂いた会社でこんなことをいわれました。 「たった2年頑張ることができなかったやつが、30年以上頑張ることができるのか?その間辛いことがないとでも思っているのか?」私はその後のことはあまり覚えていませんが、家に帰って声を上げて泣きました。なにより親に申し訳ないことをしたと思いました。 そして何も考えられなくなり、自分が大学院を中退した理由もはっきりとわからずただ後悔するだけの毎日を過ごしていました。親には早く働いてほしいと言われていましたが、動く気力がなくまた自分のことも説明できない状況に陥っていました。 そんなとき偶然、和尚様の動画を見ました。仕事のストレス解消法というタイトルの動画です。そこではスポーツ団体の子供達が坂道ダッシュ30本をどういう心構えでやったのかのお話をされていました。この動画は今まで100回は見ていると思います。本当に助かりました。 正直、感動したというより、はっと気付かされました。どんなに嫌なことも辛いこともそれを乗り切る心構え、またそれに対して真剣に向き合って中途半端なことはしてはいけないということに気付かされました。私がいままで辛いと思っていた研究も最初は興味があって始めたことです。それに対して100%の力を出して向き合っていなかったと思います。その結果すべてのことが嫌になり、辛くなって逃げ出したのです。そのことに気付いた私は、また就職活動を始めて今の会社に入社することになりました。 今の会社にも「今日も残業か~」とか会社で残業することは決まっているにも関わらず、そのような愚痴を毎日言っている人がいます。今度は私がそのような人を変えていける存在になれればいいなと思っています。今は本当に毎日が楽しいです。 今でも動画を拝見しています。時々何の為にこんなことやっているんだろうと思っていたのですが、最近、私のような後日談を楽しみにしているのではないかと思い連絡させて頂きました(勝手な私の想像ですが)。今後も動画配信楽しみにしておりますので宜しくお願いいたします。どうもありがとうございました。感謝しております。

お礼のメールを受けて、みなさんに伝えたいこと

配信中の「一問一答」に対するお礼のメールをいただきました。 今回の方に限らず、たくさんの方からお礼のメールをいただいています。もちろん実際に相談した方からもいただくのですが、むしろ相談をしていない方からも「救われました」「突破口が見えました」というお言葉を数多くいただいています。 みなさんにとても大切なことをお伝えしたいと思い、たくさんのお礼のメールを代表して、今回の方のメールを取り上げました。「一問一答」を応援してくださる、すべての方へのメッセージです。

「お陰様」という言葉の起源

仏教では、「恩」をすごく大切にします。 そして、恩を感じる言葉として有名なものが「お陰様(おかげさま)」です。恩を自分の中で噛みしめる、とても美しい言葉です。 お陰様という言葉の由来は木の陰です。暑さを避けるために、ちょっとした木陰にとどまると涼しいものです。暑さから解放されて、楽になります。 木は「涼しさを提供しよう」と思って立っているわけではないのですが、黙って立っている木がつくる陰にすら感謝したくなる。それがお陰様という言葉の始まりです。 最近では「感謝をすることが大切」と言われることが多いようですが、感謝をすると人生が良くなるわけではありません。 恩という字は原因の「因」に「心」と書きます。今の自分の状況を考えてみると、今の自分がある背景に、ものすごくたくさんの目に見えない要素があり、今の自分に影響を与えた、たくさんの存在があるのです。あなたの周りにも、きっとあるはずです。

自分を支えてくれる見えない「なにか」に気づく力

現在、福厳寺の境内の中にある幼稚園が建て直し作業に入っています。その際に、山の中で子供たちが遊ぶツリーハウスの取り壊しをしたときのことです。 屋根をはがしたら、ヤモリが出てきました。抜いた柱の下からは、ミミズが顔を出しました。小さな命に、たくさん出会いました。 普段は気づかない、ものすごくたくさんの目に見えない存在。昔の人は、それを「神」と呼んだのでしょう。「こんなに多くの、目に見えない存在に支えられている」、そう思うと安心感を得ることができます。 目に見えないたくさんの自分を支える存在に気づくことが、感謝に他なりません。そして、それに気づく力が、運命を大きく左右するのです。

感謝できる人の人生は好転する

「多くの方が、恩を感じて、感謝する気持ちを持っている」と感じます。「一問一答」を通して、直接相談していない方からも、たくさんのお礼の言葉をいただくのもその一つです。 そのように感謝できる方の今後の人生は、必ず好転することでしょう。 ぜひ、普段は意識していない、自分を支えてくれる存在に気づいてください。その気づきを持つことが、明日からのマンネリ化した生活を変える力になります。そのことを伝えたくて、今回のお礼のメールを取り上げました。 お礼のメールをいただくのが目的ではありませんが、「ありがとうございました」というメールを返してくれる、その感性を大切にしてください。感謝すべきなにかに気づく力を、自分の中に養いましょう。そのような目で世の中を見てください。「せちがらい世間も捨てたもんじゃない」という見方が、きっとできるようになります。 https://youtu.be/JiGlnYE1kYk]]>

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