苔の育成日記:連日の猛暑で…これはダメかも

こんにちは、ナーランダ出版の光貴です。

この記事では福厳寺の裏庭で栽培している苔の育成状況をお伝えします。

連日の猛暑の影響か…

先日、裏庭を訪ねると目を覆いたくなる光景が。

これは全く手を付けていない部分のスギゴケ。もともと自生していた場所ですが、殆どの苔が枯れて倒れてしまっていました。

できるだけ自然のままで育つことが目的の一つでもあるので、普段散水はしていないのですが、連日の猛暑と乾燥の影響でやられてしまったようです。最近、近くで木の伐採もあったので日照条件が変わってしまったのも原因かもしれません。

流石に今回は灌水して様子を見ることにします。乾燥しているだけなら水を与えるだけですぐに元に戻るのですが…

 

スギゴケの倒壊について考察

スギゴケは上へ上へと伸びていく苔なのですが、伸び過ぎると自重で倒れ易くなります。なので最終的には倒れてしまう運命なのですが、自然界のスギゴケは成長している苔の下から新芽が出て徐々に代変わりをしていると考えられています。

別の場所を散策すると、過去にスギゴケが広い範囲で倒壊した場所を見つけることができました。

元の土壌の上に枯れたスギゴケが2〜3センチほど積もっています。手で集めてみました。

スギゴケが倒壊した場所からは新芽が殆ど出ていません。枯れたスギゴケが土壌を覆って日光を遮っているのが原因ではないかと考えています。代変わりをするとしても、一気に倒壊した場合は新芽が出ずコロニー自体が死んでしまうのかもしれません。

しかし、自然界でも枯れたスギゴケの層が厚くなっていくのは同じだと思います。これが長い年月をかけると土壌化してそこから新芽が出てくるのかもしれませんが、そもそもスギゴケは同じ場所に留まる苔ではないのではないか?という可能性も考えられます。

だとすると苔が胞子を飛ばして繁殖することの合理性にも納得できます。

スギゴケが胞子を飛ばして転々と移動しながらコロニーを形成していく性質があるのであれば、同じ場所で長くスギゴケを生育するのは難しいことなのかもしれません。

スギゴケの伸びずぎ対策には、定期的な刈り込みが有効らしいのですが、今回倒壊した箇所は新芽が出ている場所はあまりありませんでした。既に苔が旺盛に育ち過ぎてしまって、新芽が出る隙がない(日光が届かない)のだとすると、もっと早い段階で刈り込んで管理していく必要がありそうです。

ハイゴケ蒔きました

乾燥させていたハイゴケを蒔きました。

以前に撒いたスギゴケに関しては次回に経過報告したいと思います。

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