一問一答

食べても食べても止まらない食欲…その対処法とは?

【相談者:20代女性(会社員)】私は昔から感情的に食べてしまう癖があります。幼少期から食べることが大好きで体も大きく、思春期には数々のダイエットを繰り返し、24歳の時に死にもの狂いで50キロのダイエットに成功しました。それから3年経つのですが、少しリバウンドしたものの、標準体型です。ただ、今でも食べ物との付き合い方に少々手こずっています。

というのも、後々冷静に考えてみるとなんでもないようなことでも、その場面に在る時、どうしようもないような不安感やプレッシャーを感じると、ひとまず自分を落ち着かせるために何かを口にしてしまいます。

一瞬パクっと手軽なものを食べるときもあれば、だらだらと不安感が続くような日には、夜ごはんの後、遅い時間であってもひたすら気持ちが安定するまで食べてしまいます。

自分でも「今、不安だから何か食べ物を欲してるな」「あ、食べようとしてるな」「今食べてるな」という風に自覚があります。そこである程度したら気が済むのか、「もうやめておこう」と止めることができるので、極度な過食症とまではいかないと思うのですが、食べ過ぎると「また無駄に食べちゃった」と、自己嫌悪してしまったりして悪循環を繰り返しています。

最近は他にどうすればこの絶望的にも感じる不安を取り除けるのかなと、明確に不安の要素を発掘する作業をして、紙に本心を綴ってみたり、自問自答しているのですが、忙しかったり、なぜか追い詰められるような気持ちになると、このような現象が起こりやすいです。食べているときは、自分の中で必死で何かバランスを保とうとしているかのようにも感じ取れます。

そのとき食べたくなるものは大概、家族が多いので常備されている大袋の甘くてザクザクしているグラノーラやお菓子類で、ひどいときはその袋の中に手を突っ込んで放心状態のようになって食べ続けてしまいます。その瞬間は幸福感のような不思議な感覚がして、ぼーっとしていることもあります。

グラノーラに走ることが根本的な悩みや不安の解決策じゃないということを認識していて、さらに、この暴食が新たに自己嫌悪を生んでいるので、どうにかこの連鎖から脱出したいと考えています。もし可能であれば、何かアドバイスをいただけるととても嬉しいです。よろしくお願いいたします。

 

食べ物の過剰なほどの誘惑

テレビをつけると美味しそうな食べ物のコマーシャルが流れてきます。まるで匂いまで漂ってくるかのような凝った演出で、視聴者の食欲をそそります。

また、ラジオをつけても、インターネットをしているときも、食べ物のコマーシャルが途切れることはありません。それ以外でもさまざまな広告媒体で、ひっきりなしに食べ物が宣伝されています。食べ物を提供する企業が、いかに真剣にアピールしているかが見てとれます。

まずは、そのような過剰な宣伝に引きずられないことです。ピシッとシャットアウトする決意をすることが大切です。

しかし、それだけで食べ物の誘惑がなくなるわけではありません。

家族がいれば、当然家には食べ物があります。お菓子などを排除することはできません。外に出ても食べ物だらけ。美味しいお店の匂いに、つい引き寄せられてしまいます。コンビニでは「早く買ってくれ」と言わんばかりのレイアウトで、購買意欲に訴えてきます。

つまり私たちの生活は、あり余るほどの食べ物にさらされ続けています。この状況においては、「食べ物とどうつき合うのか」で悩んでしまう方も多いことでしょう。

「食欲」と「感情」の関係

実際、食べることは人間の基本的欲求のひとつです。それだけに食欲は非常に強烈です。

さらにこの社会では豊富に食べ物が用意されています。

したがって、自分のなかでしっかりとした食べ物への決め事をつくらなければ、誰もが食欲との関係で苦しむことになります。

ではどのようなときに、食べ過ぎてしまうことが多いでしょうか。

きっと失恋したときや、人間関係で苦しんでいるときなどに、食べ過ぎてしまうことが多いと思います。

まず知っていただきたいことは、「食欲と感情とは連動している」という事実です。特に食欲は、恋愛感情とのつながりを強く持っていると言われています。

ですから、振られた女性が何個もいっぺんにドーナツをほおばる理由もうなずけます。

さらに人間は、外からの刺激が強いと食べ過ぎてしまう性質を脳に持っています。人間の飢えの歴史は非常に長く、DNAのなかに「脅威を感じたら食べる」という仕組みがあるのでしょう。自分が生き延びていくための機能のひとつです。

したがって、過度の食欲をコントロールするためには、揺れ動く感情を上手にコントロールできることが大切です。

その方法として、あるひとつの禅語に登場してもらいましょう。

感情が揺れた時にすべきことは?

「時時勤払拭(じじにつとめてふっしきせよ)」という禅語があります。「払拭」とは「拭い去る」ことです。どういう意味なのでしょうか。

仕事でもそうですが、「やらなければ」と思いつつ放っておくと、やるべきことが溜まってしまいます。タスクがどんどん増えていってしまうイメージです。

しかも、面倒くさくなってやるべきことを放っておくと、やりたくない度合がどんどん膨らんでいってしまいます。こうなってしまうと、だんだんと手に負えなくなります。

つまり大切なのは、感情においても出来事においても、起きた「その都度に」処理をしていくことです。さもないと蓄積していってしまい、自分自身を苦しめることになります。

なにか気持ちが不安定になることがあったら、すぐに拭い去る行動をとることです。感情のアップ・ダウンは、放置厳禁です。

しかし、不安な気持ちを拭い去る方法として「食べる」ことをとってはいけません。では、どうするべきなのでしょうか。

「食欲」を別の行動に置き換える

揺れ動く感情に対してすべきことは「すぐに処理すること」。

そのときに、いままで食べることで処理をしていた場合には、食べることを別のなにかに置き換えてみてはいかがでしょうか。

たとえば、食べるかわりに運動をする。もしくは、食べるかわりに勉強をするなどです。

特に運動は、行動の置き換えとしては非常に効果的です。走ることでもいいですし、なにかスポーツに励んでみてもいいでしょう。口を動かして食べる習慣を、運動の習慣に置き換えるのです。

なにか嫌なことがあったらすぐ不安を処理する。そのときに「食べること」ではない行動をとること。それが食べ過ぎることの克服に向けてのポイントであるといえます。

「食欲」を「生きがいに」転換できる?

感情の揺れは、動くこと・学ぶことに置き換えることができる。そうであるとするなら、強烈な欲望の持ち主は、ものすごい学びや、ものすごい仕事ができるということではないでしょうか。

つまり、自分の欲望は自分の生きがいに転換することができるのです。それは「社会に対して大きな貢献ができる」ということを意味します。

もしあなたが過度の食欲で苦しんでいるのなら、あなたは人生において大きな成功を収める可能性を秘めています。

ぜひ「行動の置き換え」を実践してみてください。

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