大愚和尚の一言

叱るか、褒めるか

子育て中の親に限らずとも、もしあなたが人を導き育てる立場にある先生なら、もしくは上司、社長なら、一度はこのような疑問を持ったことがあるでしょう。

私の答えはシンプルです。

「叱ろうが褒めようが、どっちでもいい」

子どもも、生徒も、部下も人間です。

叱られるより、褒められるほうがいいに決まっています。でも彼らにしてみれば、叱られるか、褒められるか以前に、もっと大切にしたい前提があるのです。

その前提とは、「誰に」です。

「誰に叱られるか、誰に褒められるか」

そこを大事にしているのです。

彼らは普段から、親のあり方を観ています。
先生のあり方を観ています。
上司や社長のあり方を観ています。

その言葉、その行為、その態度、その後ろ姿を観ています。

そして、自分を叱った人が自分の尊敬に値する人であれば、素直に自分を反省し、悔い改めようとするのです。

そして、自分を褒めた人が自分の尊敬に値する人であれば、もっと期待に応えようと、更なる精進を試みるのです。

逆に、叱る人が自分の尊敬に値しない人であれば、どんなに彼らを想って叱ろうが、恨みごとにしかなりません。

褒める人が自分の尊敬に値しない人であれば、褒め言葉はちょっと気の利いた挨拶程度にしか響きません。

褒めるか叱るかは、あまり問題ではありません。

大切なのは、あなたが彼らにとって「尊敬に値する人かどうか」なのです。

大愚元勝 2018/5/23

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