一問一答

パワハラを根本的に解決する方法

【相談者:30代 会社員】人間関係について悩んでおります。38歳の会社員、妻と小学生の子供2人4人家族で暮らしております。昨年春に転職をして、間もなく1年が経とうとしています。大学卒業後に2度目の転職、38歳の年の思い切った異業種への転職でした。

前回の転職要因が人間関係、もっと率直に言うとパワハラに耐えられなくなった事による精神的な衰弱にあります。

当時は、何をするにも気力が出せず、睡眠障害、うつ状態が続いておりました。頑張ろうにも頑張れない状況で、医者の診断書を会社に提出し、暫くの期間を休職、そしてそのまま逃げるように会社を辞めてしまいました。

今思えば、自分を慕ってくれていた部下や仲間も沢山いて、無責任で本当に申し訳なかったという気持ちで一杯です。そして、パワハラから逃げて転職を果たした私には、更に輪をかけて大きくなったパワハラ、モラハラが待っていました。

なるべく冷静に考えようと、「自分のプラスになる事だけ受け入れよう」、「自分のプラスになるよう受け止め方を変えよう」と思い続けてここまで来ていますが、最近は、前回会社を辞めた頃と同じような心身の状況になってきています。

上司の存在が恐怖以外何者でもなく、常に上司の目が気になり、誰の方を見て仕事をしているのか?と自分でも情けくなることが度々です。

自分の弱さが原因だとも分かっています。恐らく、仕事に信念を持ち、本当に強い人ならば、どんな上司や人間関係の中にあっても、仕事をする上で必要なところに気を使い、エネルギーを使っていくはずだと思います。

今の会社に入って早速パワハラに遭遇してから「これは私の人生で避けて通れない課題なのだな。前回は逃げたけど、もう逃げても同じことだ。解決していかないと。」と自分に言い聞かせ続けて今日まで来ています。しかし、頭の中で考えることと日常の自分の心身の状態が上手く合致せず、仕事のパフォーマンスも落ちている現実があります。

やはり、ここは自身の課題と捉え、上司との人間関係をクリアしていくよう努めるべきなのか?それとも心身へのダメージが致命的になる前に、強制的に仕事の環境を変えていく事も考えていくべきなのか?一家の大黒柱としては、なんとも軟弱な相談で誠に恐縮ですが、ご教示頂けますと幸いです。

 

自ら環境を作る

魚であれば生きるために水が必要であり、海水魚であれば海水を淡水魚であれば淡水が必要です。またその中にはきれいな水でなければ生きていけない魚もいます。また、私たちは進化の過程で環境に適合して生きてきました。鳥が空を飛べるように、魚が海で息ができるように、環境に合わせて己の能力を成長させていくことが必要なときがあります。そして、特に私たち人間が行ってきたこと、選ぶ環境がそこに存在しない時、環境を作るということを行ってきました。つまり、環境を作るということには

・環境を選ぶ

・環境に適合する

・環境を作る

この3つの選択肢があります。

自分の責任で選択する

パワハラやブラック企業という問題は個々人の尺度でその度合いが変わりますので、一概に「会社を辞めたほうがいい」とか「仕事を続けるべきだ」などとアドバイスすることはできません。パワハラの無い環境を選ぶこともできますし、パワハラに耐え己を成長させるという選択をすることもできます、戦うことで今の環境を新しく作ることもできます。前述した3つの選択肢を選び、自分の人生で何が必要なのかを見定めていくことは大人の責任として行うべきことです。

美学を持つこと

パワハラの原因は様々ありますが、今回は”美学を持つ”という解決策を提示させていただきます。美学を持つということは「こういう働き方をしたい」というこだわりを持つということです。自分が行っている仕事、営業や接客、事務、製造などに対してもそうですし、コピ−1枚取ることや書類のまとめ方に関してもこだわりを持って仕事をすることができる人は、上司の顔色を伺ったりしてバランスをとって仕事をする必要がないのです。

 

イチロー選手はメジャーリーグで活躍し、現時点でもMLB通算3000本安打まであと10打という驚異的な記録を作り出そうとしています。そのような大スターであるイチロー選手の仕事ですが、 考えてみればバッターという仕事は、わずか数メートルバットを振るだけの仕事です。しかし、そのバットを振るということに関して美学を追求しているのがイチロー選手です。

バットの持ち方、構え方、バットを振る軌跡、バットのどこにボールが当たるのか、当たった感触はどんな感じなのか、バットを振り下ろすときの体の重心はどこにあるのか、打った後どのような角度で一歩を踏み出すのか…etc

おそらく彼の頭の中には「チームメイトからどう思われているのか」などという考えはありません。自分が思うこと、自分が話すこと、自分が行うこと全てに美学を持って仕事をしています。

まとめ

パワハラという問題は外的要因も深く関わってくるため、 今回は、根本からの問題解決策として”美学を持つ”ということを提示させていただきました。美学を持って生きることができれば、たとえそのような上司がいる環境に置かれたとしても 環境を変えたり環境を作ったりすることで、必ず良い方向に転換することができるでしょう。

 

 

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