コラム

なぜ成功者はお墓参りを大切にするのかー

 

1万件近い家を見てきて気付いたこと

わたしはお坊さんとして、5歳の頃に「法事」や「お葬式」のデビューをしてから35年間、本当にたくさんの家々と関わってきました。 それこそ日本の長者番付に載ってらっしゃるような「大富豪」の方から、「学校の先生」「ヤクザさん」、「泥棒さん一家」まであります。 そうして「1万件近いお家」と関わってきた中で、代々栄えている家や、成功者といわれる方たちには、「ある共通点」があることに気付いたのです。

 

 成功者たちは共通して「お墓参り」を大切にしている

代々栄えている家や、成功者といわれる方たちに共通している事。それは、お墓参りを非常に大切にしてらっしゃるということです。 そして、ご先祖さまを大切にするということを、子供達にもきちんと引き継いでいるのです。 なぜ、成功者たちがこれほどまでに、ご先祖さまを、そして、お墓参りを大切にしているのでしょうか。

ご先祖さまがつないでくれた「命と引き換えのバトン」

江戸時代までさかのぼっていくと、どこの家も「食物が不足する」という飢饉(ききん)に陥った時期があります。 例えば享保とか天明とか天保という大飢饉は、日本全土が本当に飢えで大変な状態でした。「明日生きていられるかも判らない」というような瀕死の状態におそわれた時期が何度もあったのです。 その飢饉のときに、どこの家族も「死んでゆく順番」が共通していました。 はじめにお嫁さんが亡くなり、次におじいちゃん、おばあちゃん。その次に旦那さん。そして最後に残るのが子供達です。

「家族の命」と引きかえに真っ先に亡くなっていったお嫁さん達—

想像してみてください。 食べ物が無いときに、お嫁さんは真っ先に子供達を食べさせます。そして自分はガマンしたまま、おじいちゃんおばあちゃん、そして働き手である旦那に食べ物を渡すわけです。 自分はお腹が空いても我慢して、そして最初に死んでいくのです。次に体力が無いお年寄りの、おじいちゃんおばあちゃんが亡くなる。そしてその働き手であるお父さんが最後の最後まで生きて、子供たちに食べ物を食べさせ、ついにお父さんも力尽きていきます。それで最後に、子供が残るわけです。 あなたの家系も、そうして「自分の命」と引き換えに、最後まで自分の食べ物を子供たちに残して、ギリギリまで生きて、生きて、生きて、必死で子供たちの口に食べ物を運んで、そうやって死んでいったご先祖様たちの「子孫」なのです。

お墓参りとはご先祖さまへの「ご恩」を伝える大切な手段

お墓参りは「お願い事」をするための手段でも、見守ってもらうために行うことでもありません。 お墓参りとは、命を必死につないでくださったご先祖さまに「ご恩」と「感謝」を伝える為の大切な手段。 今私たちが快適な部屋で過ごすことができ、腹一杯ご飯を食べられること。そして、「豊かな時間」というものを過ごすことができ、何より「今生きている」ということに対して「ありがとうございます。ご先祖さまのおかげです。」と伝える為の方法です。 あなたもご先祖様へのご恩を感じ、ぜひ手を合わせて感謝をしてみてはいかがでしょうか。

ご恩を感じるその「感性」が成功者へと導く

成功者たち、代々家が栄えている人たちというのは、その歴史を想像する力や、命のリレーというものを感じられるだけの感性をもっています。 見たこともない、会ったこともない、しゃべったこともないご先祖様たちのご苦労というものの上に幸せな毎日が成り立っている事に対して、有り難いと思える、「深い想像力」と「感性」を持っています。 子供たちにとってはせっかくのお盆休みでも、1日でも、1時間でもいいから、ご先祖の墓に行って「手を合わせる」ということを大切に教えます。 そんな家が栄えていかないはずがありません。 成功しないはずがありません。

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