住職挨拶
住持敬词

2021年1月 
慈光2021年1月Translated by 魏
住職挨拶主持敬辞
混迷の時代こそ、実践すべき仏教越是纷乱的年代,越需要修行佛法。
子どもの自殺が増えています。儿童的自杀在不断增加。
厚生労働省の発表によれば、昨年、11月までに全国で自殺した小中学生は、合わせて48人。前年の約2倍だそうです。その理由を知りたくて、NHKネットワーク報道部・谷井実穂子氏が10を超える相談機関や医療機関に話を聞いて調査したところ、学校にも家庭にも居場所がなく、「孤立」した子どもの姿が見えてきました。「自分なんて生きていてもしかたない」「死にたい」「消えたい」コロナ禍にあって、孤独感と無価値感を、これまで以上に抱いて葛藤する子ども達が増えているといいます。根据日本厚生劳动省的发布,截至去年11月,日本全国自杀的小学生高达48人。这是去年的2倍之多。为了弄清其中的原因,NHK(日本放送局)网络工作报道部的谷井实穗子,通过访问调查10多处相关机关后得出,不管是学校还是家庭都没有这些孩子的置身之处,她看到的是被“孤立”的孩子们。“活着又能怎样?”“想死”,“想消失”。特别是新冠下,越来越多的孩子会有孤独感和无价值感,甚至有着超越于此的烦恼。
学校になじめない不能融入学校
昨年、コロナ感染拡大後の学校は、長期休校を経て再開したものの、行事の数々が中止されたり、給食の時にも話をしないように指導されたり、人間関係を育む機会が普段よりも少なくなった。そうした中で、もともと関係作りが苦手な子ほど学校生活になじめず、孤立しがちになってしまう。「友達作りのきっかけをつかみ損ねた」「みんな友だちがいるのに、自分だけ1人」「居場所がない」こうした孤立感が、子ども達に自分は価値のない存在だという考えを深めているそうです。去年,新冠感染扩大下的学校,经历了长期休学后再次开学了。很多学校活动被迫中止,午餐时禁止谈话,学生间的交流比平时少了很多,维系关系和交流的时间少了。在这样的情况下,越是不擅长交往的孩子,越不能融入到学校生活中,变得越来越孤立。“少了做朋友的机会”,“大家都有朋友,只有自己是一个人”,“没有自己的位置”像这样的孤独感,加深了孩子们对自我存在价值的否定。
安心できない家庭缺乏安全感的家庭
そして、相談機関が切迫した危機を感じているのが虐待の悪化。「親がテレワークでずっと家にいて、暴言を受ける」といった相談が増えている(子どもの人権110番)。虐待を受けた子どもは、味方のいない家庭内で「孤立」を深め、生きている意味を見いだせなくなってしまう。这还不是最严重的。让相关部门感到急迫不安的是儿童虐待问题的恶化。疫情期间父母在家办公,“被在家办公的父母爆骂”这样的求助电话也多了(儿童人权110)受家长虐待的孩子们因为在家中没有保护他们的第三者,“孤立”问题变的更加深刻了,他们失去了“活着”的意义。
「親が大変な時でも自分は学費を出してもらうだけで何もできない存在だ。自分なんていない方がいい」と、親が抱える不安を子どもが敏感に感じ取り、自分を責める方向にいく場合があるのだといいます。孩子会有“父母在这种艰难的情况下还为自己交学费,而自己却很没用”,没有我会更好”这样的想法。孩子对父母不安的察知是很敏感的,有时候他们甚至会责备自己。
私が取り組んでいる、動画配信サービスYouTube上での相談番組『一問一答』に寄せられる相談にも、同じように「孤独感」と「無価値感」に苛まれて苦しんでいる子ども達からの悲鳴が届きます。在视频分享网站YouTbu上由我制作的一栏叫《一问一答》的节目中,就有上述提到的,孩子们被“孤独感”和“无价值感”所极度困扰而悲鸣。
人は社会的動物です。厳しい自然界において生き延びるために、家族をつくり、仲間と強調して生きる、群れをつくる動物として進化してきました。従ってどんな人も1人で生きていくことはできません。人是社会性动物。为了在严峻的大自然中生存,组织家庭,重视亲友,并进化成以群落为中心的动物。所以,没有任何人可以一个人生存。
地縁、血縁、学縁、職縁…。私たちは日々、色々なご縁との関りを複数点もちながら、それらの点で何らかの役割を果たし、助け、助けられながら生きています。地缘,血缘,学缘,职缘……我们每天接触着各种各样的“缘点”,这些缘点发挥着自己的作用,我们在帮助和被帮助中生存。
仏教ではそのようなあり方を、「縁起(えんぎ)」と呼びます。だから人間にとって、極度の孤独感と無価値感は、時にその人間を死においやってしまうのです。特にご縁を自分で選択できない子どもにとって、学校と家庭という、とても重要な両縁の双方に安心できる居場所がないとしたら、彼らが生きてゆけなくなるのは当然です。佛教称这为“缘起”。所以极度的孤独和无价值感,会致人于死地。特别是孩子们,他们的“缘起”是被动的,不能自己去选择。学校和家庭,这两个对于他们来说就是最最重要的2个缘,却不能让他们有安心和安全感的话,失去活下去的信念是必然的。
だから子ども達に起こっている問題は、同時に大人の問題でもあります。「大人の責任だ!」と責めるのは簡単です。でも一番の問題は、大人が孤独感と無価値感に襲われて苦しんでいることなのです。孩子们的问题,同时也是大人的问题。“是大人的责任!”这样指责很简单。但问题的关键在于大人也被孤独感和无价值感所苦恼着。
先述した、YouTube『一問一答』に寄せられる相談には、子ども達に限らず、「孤独感」と「無価値感」に苛まれて苦しんでいる、たくさんの大人達、そして高齢者からの悲鳴が届きます。上述提及到的YouTbu的《一问一答》中,不光是孩子,为“孤独感”和“无价值感”困扰。为其痛苦的大人有很多,甚至有很多老人。
「金さえあれば生きていける」という拝金主義が、「テクノロジーさえあれば、人の世話にならずにすむ」という排人主義が、「人より機械に任せたほうが早くて効率がいい」という効率主義が、大人たちに孤独感と無価値感を育てている。新型コロナウィルス感染拡大によって、そのことが浮き彫りになったのです。“有钱可以解决一切”的拜金主义,“只要有高科技,不需要任何他人的照顾和帮助”的排他主义,“机器效率更高”的效率主义,使成年人的孤独感和无价值感渐渐的形成了。而新冠的感染扩大则加深了这个概念。
知恵、慈悲、佛性に従い、未知の世界を歩め遵从智慧,慈悲,佛性,迈向未知世界
だから令和三年、年頭に際して、私は「三宝興隆」を目標に掲げました。三宝とは、仏(ブッダ)・法(ダルマ)・僧(サンガ)を表します。所以令和3年伊始,我把“三宝兴隆”定为目标。三宝即为,佛(佛陀),法(达磨),僧(僧伽)。
仏(ブッダ)とは、お釈迦様のこと。法(ダルマ)とは、お釈迦様の教えのこと。そして僧(サンガ)とは、教えに従って、ともに励まし合い、助け合って修行する仲間のこと。佛(佛陀)即释迦牟尼佛。法(达磨)即迦牟尼佛的教诲。僧(僧伽)即遵循教诲,互相鼓励,互相帮助的同道中人。
お釈迦さまは、佛说
あらゆる事象は関係しあって存在している(縁起)万事相互关系影响(缘起)
すべての事象は留まることなく変化し続ける(諸行無常)万事在变,万物在变(诸行无常)
ゆえに絶対固定の真実もなければ「わたし」という固定的な自我もない(諸法無我)因为没有绝对固定的真相,所以“我”也没有固定的“自我”(诸法无我)
智恵を育てよ、慈悲心を育てよ(慈悲・智恵)培养智慧,培育慈悲心(慈悲·智慧)
そして怠ることなく精進し、よく整えられた己を拠り所とせよ(自灯明)不懒惰,要精进。依靠定了心性的自己(自明灯)
と説かれました。まさに混迷の時代を強かに生き抜くためのヒントです。这是佛祖的教诲。是在世事混乱年代生存下去的要点。
いつの時代にも、どの年代にも、臆病者と勇気ある者がいます。両者の間にたいした違いはありません。もしあるとしたら一つだけ。臆病者は感情に怯え、恐怖に従って変化を恐れます。勇気あるものは、知恵、慈悲、佛性に従って、未知の世界に進みます。无论什么时代,什么年代都会有懦夫和勇者。两者之间没有什么太大的差别。如果说有的话,那只有一点,懦夫受牵于自己的情绪,被恐惧支配,害怕变化。勇者跟随智慧,慈悲,佛性迈向未知世界。
「三宝興隆」“三宝兴隆”
不安な時代だからこそ、恐怖に従わず、未知の世界に歩みを進めたお釈迦様(ブッダ)の勇気を見習うこと。越是不安的年代越要无畏恐惧,学习释迦牟尼佛向未知世界迈进的勇气。
厳しい時代だからこそ、深くお釈迦様の教え(ダルマ)を学び、実践すること。そして、多くの人々が孤独感と無価値感に苛まれている時代だからこそ、ともに仏道を歩む仲間(サンガ)を広げてゆくこと。私たちの誓いであり、福厳寺の今年の目標です。不確定で不安な時代だからこそ、勇気をもって進みたいと思います。越是严峻的年代,越要潜心研究佛法(达磨)并予以实践。越是被孤独感和无价值感所折磨越是要和佛道中人(僧伽)一起去开拓。这是我们的誓言,是福严寺今年的目标。越是充满不确定因素的年代,越要抱着勇气前行。
末尾になりましたが、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。皆様にとって、健康多幸な年でありますように。コロナ感染症が一日も早く終息しますように。生きとし生けるものが、幸福でありますように。誓いと祈りを込めて。合掌。虽已至末尾,在这里还是要谨贺新春。今年也请多多关照。祝各位今年幸福安康。愿新冠早日平息。愿众生幸福。带着誓言和祈祷。合掌。
令和三年一月吉日 佛心宗 福厳寺住職 大愚元勝令和三年一月吉日 佛心宗 福严寺住持 大愚元胜
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