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令和2年から始動する3つの活動について

令和2年から始動する3つの活動について

2020年1月吉日

【活動1】内弟子道場(令和2年5月スタート予定)

福厳寺では、令和2年5月より内弟子(修行僧)の育成道場を開始します。

募集は2月より開始(予定)し、実際の入寺は5月からとなります。修行期間は2年間です。2年の修行期間の後は、僧侶として生きるもよし、社会人として働くのも良し。いずれにしても、期間内は福厳寺にて寝食し、仏教者としての人格と感性(能力)の養成を行います。
佛心宗の修行カリキュラムは、従来の伝統仏教のどの修行道場とも違います。一般社会とかけ離れた修養をするわけでもありません。佛心宗の教義に基づいて、心技体を修練し、社会の一隅を照らすことが出来るような堂々たる僧侶を養成します。
特に、慈悲心、知恵、仏性の3つの芽を守り育て、開花させる修行を行います。

⑴慈悲心

慈悲心とは、慈悲喜捨の心。他を慈しみ、共に悲しみ、共に喜び、それでいて他に引きずられない心を養います。

⑵知恵

知恵とは、仏法真理を深く学ぶことによって養われる、物事の本質を見極めて選び取る力のこと。私たちをとりまく膨大な情報と知識に溺れ流されることなく、俯瞰力、集中力、行動力、思考力、探求力、自己反省力、洞察力などを養います。

⑶仏性

仏性とは、生まれ持った感性のこと。命は皆、それぞれ特異な性質や能力を持っています。空を飛ぶ鳥、水中を泳ぐ魚、大地を俊足で駆けるチーターなど。私たち人間も同じく、絵が得意な者、書が得意な者、身体運動が得意な者など、人それぞれです。佛心宗の修行では、個々の性質と能力を見極めて引き出し、それを社会のために堂々と発揮できるよう育成します。

修行期間が終了した後は、引き続き佛心僧として活動することもできますし、社会生活に復帰することも可能です。「2年」という期間は、長いようで短いものです。決して楽な修行ではありませんが、その後の人生に大きな自信と可能性をもたらすことでしょう。

詳細はこちら

その他の詳細は、後日メルマガでご案内いたします。

佛心僧学院

【活動2】佛心僧学院(令和2年5月配信予定)

「佛心僧学院」は、はじめて仏教を学ぶ方でも、その教えを、動画でわかりやすく体系的に学ぶことができる、インターネット通信講座です。
「仏教とは何か」「仏教は私たちの人生にどのように救いをもたらすのか」宗派を問わず、どこかしらの寺院の檀家でありながら、この問いに答えることが出来る人は少数です。
仏教とは、2500年前にインドで覚者(ブッダ)となられたお釈迦様の教えです。35歳で覚りに到り、80歳で亡くなられるまでの約40年間、お釈迦様は各地を遊行し、その先々で教えを請う人々の苦しみを手放し、安心に至る道を示されました。それが仏教です。
お釈迦さま亡き後、仏教はアショーカ王によってインド国内に広まりますが、ヒンズー教に押されてインド国内では衰退していきます。しかしながら、インド国外に伝わった仏教は、ブータン、ネパール、中国、韓国、日本などに伝わった北伝ルートと、スリランカ、ミャンマー、タイ、ラオスなどに伝わった南伝ルートに分かれ、変容しながら伝わっていきました。
日本に伝わった仏教もまた、風土や人々の性格、その時の支配権力や社会情勢に影響を受けながら、様々な宗派に枝分かれして展開します。しかしながら、その2500年を超える永い歴史と移動距離の過程で起きた変容と教団の細分化は、「仏教」を分かりにくいものにしてしまいました。
佛心僧学院では、2週間に1回のペース(動画配信)で6ヶ月をかけて、仏教の歴史や展開、その時代背景や世界情勢、宗旨宗派を超えた仏教の根本教義、お釈迦さまの覚りの本質、そして「いかにして仏教を私たちの日々の生活や人生に取り入れ、生かしていくのか」という、活きた仏教を学んでいきます。
座学講義はインターネットを通じて配信されますので、全国どこからでも、自分の好きな時間に学習していただけます。また、受講期間には、坐禅指導などの実践学習の機会も設けられています。
インドから日本に至るまでの仏教の伝道ルートを自らの足で辿り、圧倒的な学習と実践を繰り返す大愚和尚の講義は他に類を見ることができません。6ヶ月の講座が終了する頃には、あなたは教養としての仏教知識だけでなく、本質を見抜く禅的思考、勇猛心と柔軟心、そして深遠なるブッダの知恵が、いつの間にか自分の中にも養われていることに気づくでしょう。

申し込み開始時期

令和2年4月予定(告知はメルマガ、HP等で行います。)

参加条件

インターネット環境がある方であれば、老若男女どなたでも年齢性別に関係なく、学んでいただくことができます。課題の提出がありますのでパソコンがあると便利です。

学習期間

2週間に1回の仏教講座の動画配信を半年間かけて学んでいただく通信講座です。
期間中は坐禅指導など実践学習へご参加いただけます。

費用

その他の詳細は、後日メルマガでご案内いたします。

【活動3】経営マンダラ勉強会(令和2年度中予定)

この研究会は、佛心宗福厳寺住職であり、経営者であり、慈光グループ(3法人、7事業)の経営コーチでもある大愚和尚が考案した仏教経営マンダラの研究会であり、自身の成長と会社の繁栄を願う経営者の学び舎です。
企業にとって、売り上げや利益をあげることは大事です。
ここ数年、世界一の売り上げを誇る会社は、アメリカにあります。しかし、数年高い売り上げを出すことが出来たとしても、だからと言って永続できるとは限りません。アメリカではトップ500社のうち、過半数が15年以内に消滅しているのです。
企業にとって売り上げ以上に、そして売りげ以前に大切なことは、会社を存続させることです。短期的に儲けるのと、長期的に儲け続けるのでは、後者のほうが健康で優秀です。
では、世界で最も永く続いている会社はどこの国にあるでしょうか?
答えは日本です。
日本には、世界で最も永く続く会社があります。
聖徳太子の命を受けて四天王寺を建てた建築会社「金剛組」です。
創業は飛鳥時代、1400年以上の歴史を誇ります。
他にも日本には、長寿な会社がたくさんあります。
2008年に韓国銀行が発表した調査結果によれば、世界で創業200年以上続く会社は5586社(合計41か国)あり、このうち半数以上の3146社が日本に集中しているといいます。ちなみに2位はドイツ837社、3位はオランダ222社、韓国には創業200年を超える企業はありませんでした。
ではなぜ、日本には永く続く会社が圧倒的多数あるのでしょうか。
その答えとして先の韓国銀行は、
「本業重視、信頼経営、徹底した職人精神、血縁を越えた後継者選び、保守的な企業運用、、、」など、
長寿な日本企業を分析してその共通する経営特徴を挙げていますが、実はこうした長寿企業の堅実経営の背景に「仏教」の影響があったことはあまり知られていません。
仏教は、今から約2600年前にインドで活躍したお釈迦様によって説かれた教えです。
人間の平等を宣言してカースト制度を否定し、困った時の神頼みではなく、慈悲心をもって社会と調和し、知恵をもって人生の苦悩を手放す教えが仏教です。
聖徳太子はそのことを知って「仏教」に基づく治世を行おうと考えました。
そして、仏法を護持し流布させるために四天王寺を建て、四天王寺を建設護持するために作られた組織が「金剛組」だったのです。
そもそも「経営」は、仏教の言葉です。
経営の経とは、お経本を綴じる縦糸のこと。仏の教え(真理)を縦糸に見立て、人間幸福への真理に向かってたゆまぬ修行を営んでいくことが「経営」なのです。
仏教はまた、人生の経営法則でもあります。
どうすれば心の苦しみが手放せるのか、どうすれば円滑な人間関係が得られるのか、どうすれば人生に安心と真の幸福が得られるのか、それを説いたのが仏教です。
仏教には歴史があります。その過程には、教団に繁栄をもたらした出来事も、大いに反省すべき残念な出来事も起きています。
それでも2600年の時を越えて、地域を超えて、民族を超えて、性別を超えて、人々の間に受け継がれ、現在、世界で最も仏教徒が増えている国がアメリカだというのですから、その教えの可能性は侮れません。
さらに知恵の集大成とも呼べる経典には、円満な人間関係の築き方、マネジメントの仕方、不況からの脱出法、投資方法、資産の構築方法までが書いてあります。
仏教の研究を進める中でそのことに気づいた私は、経営マンダラを構想してグループ会社の経営幹部とともに、研究会を発足しました。
どんな組織であっても、鍵を握っているのはリーダーです。リーダーが変われば組織は変わります。
「うちの業界は特殊で、、、」というのは、与えられた環境でイノベーションを起こせないリーダの常套句です。「今の若い者は我慢が足りなくて、すぐに辞める」というのは、社員を育てられないリーダの常套句です。「うちには優秀な社員がいなくて、、、、」というのは、経営の本質を取り間違えているリーダの常套句です。
実は優秀な社員がいなくても、幸福な社員がいれば、会社は繁栄します。
そして「いい会社」とは、他よりいい給与をもらえる会社でも、他より休みが多い会社でもありません。そこで働く一人でも多くの社員が、「いい会社」だと思って努め励む会社が、「真にいい会社」なのです。
いずれも小さな会社ではありますが、誇れる共通点が3つあります。
1つには、お客様に困らない。
2つには、売り上げに困らない。
3つ目は、社員が主体的で仲が良い。
という3つです。
もちろん波はありますが、経営幹部の軸が定まっているため、訪れる大小の波に翻弄されることはありません。経常利益は20%近くを保ち、年々着実に成長しています。近年そのユニークな経営と実績を見て、事業経営者の方々から「経営マンダラを教えて欲しい」という声が多くなってきました。
そこでこの度、この経営マンダラ研究会への参加希望者を募ることにしました。
勉強会ではなく、研究会としたには理由があります。
勉強とは、過去の人たちが作った成果を学ぶことです。
研究とは、勉強したことを元に仮説を立て、検証し、自ら発見をすることです。
経営マンダラ研究会では、経営マンダラの学習はもちろん、それを実践検証した成果を発表することで、参加者全員がそれぞれの苦悩や成果を自分のものとして学ぶことができます。
その意味いおいて、この研究会は経営研究者達の集まりです。
経営者同士がつながり、支え合い、経営を楽しみ、進化し続けるための研究所です。
経営は苦しみではなく、喜びです。
ぜひこの研究会を通じて、経営の喜びを味わって下さい。

申し込み開始時期

令和2年度中を予定しております。(告知はメルマガ、HP等で行います。)

問い合わせについて

佛心宗の活動に関する、お問い合わせ・ご相談は下記のフォームより願い致します。
お問い合わせフォームはこちら>>
※直接電話での問い合わせは、福厳寺の業務の妨げとなる場合がありますので、ご遠慮ください。ご理解ご協力のほどお願い致します。

その他の詳細は、後日メルマガでご案内いたします。

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