今回の一問一答テーマは「コロナウイルスの影に忍び寄る新たな感染症の恐怖」
世界を未曾有の大混乱におとしいれた新型コロナウイルスの流行。
誰もが不安を感じているこの状況を、大愚和尚はどのように見ているのでしょうか。
ご相談者のお悩み
今回の新型コロナウウイルスの流行によって、世界中が恐怖に脅かされています。
私自身は、極度に恐怖を感じることに違和感があります。しかし、無関心なのもまた違和感があるのです。
今回だけでなく、今後も新たな感染症は発見されると思います。そのときにどう考えて行動していけばよいのか、それらに対する正しい見方を教えていただけないでしょうか。
大愚和尚の教え
新型コロナウイルスが世界を混乱に陥っている、このときに必要な姿勢は「正しく恐れる」ことだと、大愚和尚はいいます。
感染拡大のニュースを見るたび、「どうしよう、どうしよう…」と必要以上に恐れるべきではないのです。
必要以上に恐れることで、自分の”気”は弱っていき、やがてそれは社会全体に影響を与えていきます。
かといって、「新型コロナウイルスなんて平気だよ」と無関心でいるのも正しくありません。
私たちの心の中にある「恐怖」は、感じなければ危険をさけることはできません。だから「恐れる」ということも大事な能力なのです。
大愚和尚はこの「正しく恐れる」ともう1つ、「もっと恐ろしい感染症に気をつけなければいけない」といいました。
それは、年齢も人種も関係なく、誰でも感染リスクのあるウイルスです。
大愚和尚が危惧する、「新型コロナウイルスよりももっと恐ろしい感染症」とは?
続きは動画でお楽しみください。
スタッフの声
大愚和尚がおっしゃった「正しく恐れる」という視点は、私自身も含め多くの人にかけている視線ではないかと感じました。
テレビニュースの放送に恐れおののき、トイレットペーパーが品切れになると聞いたら必要以上に買い占めたり、イソジンが効果的と聞いたらすぐに完売したりと…
自分で考えることもせず、ただただ恐怖して、恐怖を消すために行動する。最近のこうした状況を見ていると、どれだけの人が「正しく恐れる」ということができているのでしょうか。
ちゃんと自分自身の考えを持っているか?人に言われて行動していないか?を、あらためて考えるきっかけになった一問一答でした。